1 題材の目標   2 題材の評価規準 3 主な学習内容と評価 アドバイス 資料

学習内容(時間数) ポイント 評価の観点 評価方法 材料・準備物等
1 導入(1)
・ 版画の種類(木版、エッチング、紙版画等)や特徴について学習する。
・ コラグラフの特徴を知る。
・ 制作手順を理解する。 
◎ 「コラグラフ」は、「コラージュ」と「グラフィック」の合成語である。紙や布などを貼り付けて作る版画は、紙版画の発展したものといえる。プレス機でインクを刷り取るので、細かいディテールまで表現することができる。
○ 版画の一般的な知識を理解しようとしている。また、コラグラフ技法の特徴を知り、版づくりに生かそうとしている。
(関心・意欲・態度)
① 説明時の姿勢・態度

② 参考作品の鑑賞態度
・参考作品
・教科書
2 アイディアスケッチ(2)
・ 「春夏秋冬、喜怒哀楽」から好きな単語を組み合わせ、自分のテーマを決める。
・ テーマから連想する言葉を書き、それに合った素材を探す。
◎ イメージが広がらない場合は、言葉から連想する方法があるが、貼り付けるものの材質や形から想起する方法も有効である。
◎ 貼るものに、使っていたものや思い出のものなどを用いると、感情移入しやすくなり効果的である。
○ テーマから思い浮かんだ単語や言葉イメージから、イメージを広げようとしている。
(芸術的な感受や表現の工夫)
③ 学習プリントへの記入内容 ・学習プリント
★ 学習プリント ⇒ P105
3 制作(8)
① スケッチブックの画用紙を半分(A4)に切り、2枚の台紙を作る。
② 各自で用意した素材を貼り付け、版を2版作る。
③ 刷る数時間前に刷紙を湿らせておく。(刷毛で刷紙の両面に水を付け、新聞紙に挟んでビニール袋に入れて保存しておく。)
④ 湿らせた版画用高級紙に、プレス機で版の数だけ刷り重ねていく。
⑤ エディションナンバーとサインを入れ、よい作品を一点提出する。
⑥ 作品をラミネート加工し、展示する。
◎ 色の組み合わせをうまく工夫すると、3版で全色を表現することが理論上可能である。また刷る順番によっても発色が異なる。
◎ 専門紙の「アルデバラン」は、厚手で物の凹凸も写し取ることができ豊かな表情が出せる。厚くなりすぎると破れることもある。
◎ エディションナンバーやサインは格好良く入れるようにしたい。4Bの鉛筆で入れる慣習があるので、紹介しておきたい。
◎ 約3枚刷り、その中から一枚を提出するようにした。
○ 多色刷りの効果を考え、自分のイメージに合った色を工夫したり、実際に刷ってみてながら色や形の効果を取り入れようとしている。
  (創造的な表現の技能)
○ 他の作者の制作意図と作品の効果を参考にし、自分の作品に生かそうとしている。
(関心・意欲・態度)

○ 素材の特長を生かし、構成を楽しもうとしている。
(芸術的な感受や表現の工夫)
④ 作品(観点別)
・テーマからの受け止め方
・構図や大きさ
・材料の組み合わせ方
・総合的な表現技能
・刷り方の工夫
・提出物の提出状況
・厚手の画用紙
・木工用ボンド
・はさみ
・カッターナイフ
・カッターマット
・貼りたいもの
 枯葉やレースのカーテンなど
・アルデバラン(刷り紙)
・新聞紙
・パット
・水性版画インク(6色)
・プレス機
・4B鉛筆
・ラミネート
4 鑑賞(1)
・ クリアーファイルにある全員の作品を鑑賞する。
・ 原版と提出までの試行作品により、それぞれの工夫点を見つけ、感想文やコメントを書く。
◎ ラミネート加工しておくと、特別な額も必要なく汚れないので展示しやすい。 A3までの平面作品は、ほとんどこの方法で保存し、展示するようにしている。
○ 制作過程を振り返り、自分の表現方法を見つめ直したり、展示作品を鑑賞したりして、次の制作に生かそうとしている。
(鑑賞の能力)
⑤ 作品の感想文
・作品の感想文の提出
・資料等の収集状況
・発表場面での発表状況
・鑑賞の姿勢
・感想カード
タイトルイメージ
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3 主な学習内容と評価